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掾
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じよう
ふりがな文庫
“
掾
(
じよう
)” の例文
しかも、これらの貴族豪族は、多くは前国司の位置にあつた
守
(
かみ
)
とか、
介
(
すけ
)
とか
掾
(
じよう
)
などで、その任国に土着したもので、人望も厚く、各地に強力なる武士団を形成したのである。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
諸国の
介
(
すけ
)
や
守
(
かみ
)
や
掾
(
じよう
)
やは、騒乱を鎮める為に
戮力
(
りくりよく
)
せねばならぬのであるが、元来が私闘で、其の情実を考へれば、
強
(
あなが
)
ち将門を片手落に対治すべき理があるやうにも思へぬから
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
その年の秋の
除目
(
じもく
)
に正道は丹後の国守にせられた。これは
遙授
(
ようじゅ
)
の官で、任国には自分で往かずに、
掾
(
じよう
)
をおいて治めさせるのである。しかし国守は最初の
政
(
まつりごと
)
として、丹後一国で人の売り買いを禁じた。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“掾”の解説
掾(じょう)とは、日本の律令制下の四等官制において、国司の第三等官(中央政府における「判官」に相当する)を指す。
中世以後、職人・芸人に宮中・宮家から名誉称号として授けられるようになり、江戸時代中期以後はとくに浄瑠璃太夫の称号となった。
(出典:Wikipedia)
掾
漢検1級
部首:⼿
12画
“掾”を含む語句
摂津大掾
大掾
常陸大掾
権掾
陸奥掾正氏
下野掾
近江掾
近江大掾
豊竹山城少掾
豊後大掾
西曹掾
能島大掾
武蔵大掾
東曹掾
日向掾
文学掾
播磨掾
播磨大掾
掾史閔貢
掾公悌
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