“掬(す)” の例文
それを最初は強い火にかけて上へ浮いて来るアクを幾度(いくど)も丁寧(ていねい)に掬(す)くい取って三十分間煮てアクがいよいよ出なくなったら火を弱くして一時間煮詰めるのです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
将軍の佩刀(はかせ)、——東照宮伝来という由緒のある品が、偽物と掬(す)り替った上、そのために世上の口に上る騒ぎまで起しては、係の役人の面目が立たないことになるのです。
吹雪は逆にまき返って、掬(す)くうように下から吹きつけていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
麗かや砂糖を掬(す)くふ散蓮華