“挂冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいかん75.0%
くわいくわん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人生の頼みがたさから賢明な帝王さえ御位みくらいをお去りになるのであるから、老境に達した自分が挂冠けいかんするのに惜しい気持ちなどは少しもない」
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
挂冠けいかん首相芦田均君に読んで貰うより、私はまだ、かけ違ってお目にかかったことはないが、有名な美人——現代政治家の夫人としては、並ぶものなしといわれる、芦田夫人に愛読して貰う方が
それゆゑ正精の丸山邸に居るに及んで、次年元日の詩に和して、其引に侯の挂冠くわいくわんの事を追記した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)