拳上こぶしあが)” の例文
其處へ下手人が入つて來て、後から聲を掛けて油斷させながら、扱帶の上のあたりから、拳上こぶしあがりに突いた——お玉さんより背の低い者か、でなきや坐つて居て突き上げたわけだ。