“拝謝”のいろいろな読み方と例文
旧字:拜謝
読み方割合
おが33.3%
はいしゃ33.3%
をが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両人ともに言葉なくただ平伏ひれふして拝謝おがみけるが、それより宝塔とこしなえに天にそびえて、西よりれば飛檐ひえんある時素月を吐き、東より望めば勾欄こうらん夕べに紅日を呑んで、百有余年の今になるまで
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
などと口を極めてふたりとも拝謝はいしゃした。殊に、病を冒して来た勝豊が、涙せぬばかりよろこんだのはいうまでもない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両人ともに言葉なくたゞ平伏ひれふして拝謝をがみけるが、それより宝塔とこしなへに天に聳えて、西よりれば飛檐ひえん或時素月を吐き、東より望めば勾欄夕に紅日を呑んで、百有余年の今になるまで
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)