拔打ぬきうち)” の例文
新字:抜打
差覗さしのぞきしと/\とまた歩行出あゆみだす折柄をりからばた/\駈來かけく足音あしおとに夫と見る間も有ばこそ聲をばかけ拔打ぬきうち振向ふりむくかさ眞向まつかうよりほゝはづれを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も云ず拔打ぬきうち提灯ちやうちんバツサリ切落きりおとせば音吉はきやツと一聲立たるまゝ土手どてよりどうまろおち狼藉者らうぜきものよとよばはりながら雲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
開くに吉三郎にはあらで一人の男拔打ぬきうち切掛きりかけしかばお竹はあなやと驚き奧の方へ迯入にげいりながら泥棒どろぼうと聲を立てるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)