腕白もののとおウ九ツ、十一二なのをかしらに七八人。春の日永に生欠伸なまあくびで鼻の下を伸している、四辻の飴屋の前に、押競饅頭おしくらまんじゅうで集った。手に手に紅だの、萌黄もえぎだの、紫だの、彩った螺貝ばい独楽こま
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)