押立おったて)” の例文
「そうそう、あの折、六条の頭殿こうのとの遺子わすれがたみという幼な子が、粟田口あわたぐちから押立おったての役人衆にかこまれて、伊豆の国とやらへ流されて行った——」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二十年前、十騎に足らぬ押立おったての役人と、五、六人に足らぬ身寄りにかこまれて、配所の伊豆へ送りられた哀れな一少年のすがたは、まだ記憶している者がたくさんあった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)