“抜抄”の読み方と例文
読み方割合
ばっしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は、実物を手にしないことを遺憾とし、他書の抜抄ばっしょうをもってしかも断言するのだが、そんなもの見なくたって分り切っている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頃日けいじつ、諭吉が綴るところの未定稿中より、教育の目的とも名づくべき一段を抜抄ばっしょうしたるものなれば、前後の連絡を断つがために、意をつくすに足らず、よってこれを和解わげ演述して
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
(註一)このパラグラフ及びそれ以下の括弧の終りに至るパラグラフは、著者が一八一六年に著わした、『経済的なかつ安全な通貨に対する諸提案』と題するパンフレットからの抜抄ばっしょうである。