扶助ふじよ)” の例文
探り看るに實に忠相ぬしが思ふに違はず腹黒はらくろにして品行ひんかう能らず天下の主個あるじと爲は更なり落胤らくいんとして所領しよりやうの少も宛行あておこなふて扶助ふじよする時は後に到りて徳川の爲に害を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして若し我々の精力が求めても得られぬ扶助ふじよを求めてゐると思はれるときにも——我々の意志が我々の行けない途を無理にも行かうとするときにも——我々は榮養不良の爲めに飢ゑることも
何か探しに——何か扶助ふじよの見込みか、せめて仕事を教へてくれる人なりと探して、小徑の一番端に小ぢんまりした家が一軒建つてゐる。前には細かに手を入れた、美しく花咲き亂れた花園がある。