“手形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てがた87.5%
てなり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前なら、顔が手形てがただ、何も調べはいらないが、いったい何処へ行ったのだ。こんどの旅はまた、ばかに長かったじゃないか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうも手形てがたも持たないでいなかを歩くなんというのはとんだばかな子どもたちだ。わたしは市長にたのんで、おまえたちにこの旅行券りょこうけんを出してもらった。
……一度は金沢のやぶの内と言う処——城の大手前とむかい合った、土塀の裏を、かぎ手形てなり。名の通りで、竹藪の中を石垣にいて曲る小路こうじ
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)