“戸隠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とがくし92.3%
とがく7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸隠とがくし山で鬼女を退治した平惟茂これもち余吾よご将軍と呼ぶのは、祖父貞盛の養子となって、長幼の順序が十五番目であったからであります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その頃丁度蒲原家に使はれてゐた戸隠とがくし生れの女中と、やつぱり長野近在で鬼無里きなさといふ村落から来てゐた女中が噴きだして
逃げたい心 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
折しも秋の末なれば、屋根にひたる芽生めばえかえで、時を得顔えがおに色付きたる、そのひまより、鬼瓦おにがわらの傾きて見ゆるなんぞ、戸隠とがくやま故事ふることも思はれ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)