戯陽速ぎようそく)” の例文
旧字:戲陽速
太子は斉から帰ると、側臣の戯陽速ぎようそくを呼んで事をはかった。翌日、太子が南子夫人に挨拶に出た時、戯陽速は既に匕首あいくちを呑んで室の一隅の幕の陰に隠れていた。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)