“我流”の読み方と例文
読み方割合
がりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原書に時々我流がりゅうの口語や警句を入れて読んでいるにすぎないのであったが、人だかりは熱心に耳をかたむけて、みだりにせき私語ささやきもしない。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ことに英吉利イギリス人は気に喰わない。一から十まで英国が模範であると云わんばかりの顔をして、何でもかでも我流がりゅうで押し通そうとするんですからね」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
児島さんの話というのは、少し我流がりゅうに解釈して、東洋の芸術特に墨絵のようなものは、見る人の頭の中にある美の映像に、引金作用トリッガー・アクションを与えるものであるということにした。
ネバダ通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)