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懐炉灰
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かいろばい
ふりがな文庫
“
懐炉灰
(
かいろばい
)” の例文
旧字:
懷爐灰
上清
(
じょうせい
)
が店の
蚊遣香
(
かやりこう
)
懐炉灰
(
かいろばい
)
に座をゆづり、石橋の田村やが粉挽く臼の音さびしく、
角海老
(
かどえび
)
が時計の響きもそぞろ哀れの
音
(
ね
)
を伝へるやうになれば
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
また電扇の研究と聯関して気流の模様を写真するために
懐炉灰
(
かいろばい
)
の火の子を飛ばせるといったようなことも試みた。
工学博士末広恭二君
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
同
(
おなじ
)
町の軒並び二町ばかり
洲崎
(
すさき
)
の方へ寄った角に、浅草紙、
束藁
(
たわし
)
、
懐炉灰
(
かいろばい
)
、
蚊遣香
(
かやりこう
)
などの荒物、
烟草
(
たばこ
)
も封印なしの一銭五厘二銭玉、ぱいれっと、ひーろーぐらいな処を商う店がある
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
麻殻
(
あさがら
)
からは
懐炉灰
(
かいろばい
)
が作られます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
炉
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
灰
常用漢字
小6
部首:⽕
6画
“懐炉”で始まる語句
懐炉