“悸気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おぢけ50.0%
どうき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処に凭りかゝつてゐれば好いんだが、深々と澄み渡つた大海の静かな水を瞑つてゐる眼の先に感ずるだけで、ふらりと吸ひ込まれさうな悸気おぢけを震つた。眩惑に堪へられなかつた。
西瓜喰ふ人 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「館を出るときにはいつも悸気どうきがいたして、すぐには、出られないような気になっていたのです。」
玉章 (新字新仮名) / 室生犀星(著)