“恋路”の読み方と例文
旧字:戀路
読み方割合
こいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、恋路こいじのじゃまをしてはなはだすまんが、わしもちと退屈して来た。もう出てよかろう」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
天に年わかき男星おぼし女星めぼしありて、相隔つる遠けれど恋路こいじは千万里も一里とて、このふたりいつしか深き愛の夢に入り、夜々の楽しき時を地に下りてけ、あるいは高峰たかみねの岩かど
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)
相「なんですと、孝助が養子になると、にッこい奴でごじいます、人の恋路こいじの邪魔をすればッて、わたくしが盗人根性があって、お負けに御主人の頭をにやすと、何時いつ私が御主人の頭を打しました」