怡々ついつい)” の例文
途端に轟然たる音がして、石灯籠の頂上から、一道の烽火のろしが立ち上り、春日怡々ついついたる長閑の空へ、十間あまり黄煙を引いた。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)