ばう)” の例文
おのれをばうずる術、かれ、既にみいだしぬ。われもまた、いつも/\といふにあらねど、『我』を脱離する法を悟れり。
一僧 (旧字旧仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
かつて、みそらのはえばうじたるとがによりて
白鳥 (旧字旧仮名) / ステファヌ・マラルメ(著)
流轉るてんさうばうぜむと、心のかわきいとせち
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
全てをばうじ……転地と懸念のなさとで
せん方もなくばうじがたきに。
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
かくて秋日をばうじたるごとく
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)