“忍込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しのびこ85.7%
のび14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私ども十六人が、皆、頭から石油を浴びて、左右のたもとに火薬を入れたまま石垣を登って番兵の眼をかすめ、兵営や火薬庫に忍込しのびこみます。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
部屋の隅には、いつの間に忍込しのびこんだのか、一人の少年が立っていて、ピストルをじっと向けているではありませんか。
計略二重戦:少年密偵 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
をひの音次郎と心中をする約束で、掛り人のお京といふ娘が出た後、しまりのない縁側から、流しの忍込のびが入り込んで、主人の枕許の手文庫から、三百兩の金を掴み出したところを