“御音信”の読み方と例文
読み方割合
おたより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しまいに宿のかみさんが来て、森本さんから何か御音信おたよりがございましたかと聞いた。敬太郎は自分の方で下へ聞きに行こうと思っていたところだと答えた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いづれ今日か明日あしたには御音信おたよりがあつて、様子が解らうから、さうしたら還つて、早く支度に掛らなければ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「まだ京都から御音信おたよりはないですか」と今度は小野さんが聞き出した。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)