御謁ぎょえつ)” の例文
「よう覚えぬが、はや十年のむかしとなろう。法勝寺行幸ほっしょうじみゆきの折、恵鎮和尚えちんおしょうに伴われて、御謁ぎょえつを賜うたのが、そもそもの初め」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……なにとぞ、ご奏聞に入れて、しばしの御謁ぎょえつを賜わりますように
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)