御料理おんりょうり)” の例文
旅館りょかん御料理おんりょうりカフェー・ノートルダーム。中はどんなにきれいだろう。よく赤い顔をした人がよろよろ中から出て来るのをわたしは見た。
こしの方だが、境の故郷いまわりでは、季節になると、この鶫を珍重すること一通りでない。料理屋が鶫御料理おんりょうり、じぶ、おこのみなどという立看板を軒に掲げる。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軒に、御手軽御料理おんりょうりとしたのが、宗山先生の住居すまいだった。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)