御左おんひだり)” の例文
殊にものいいの判然はっきりとしてなまりのないのはあきらかにその品性を語り得た。お杉は一目見ると、直ちにかねて信心の成田様の御左おんひだり矜羯羅童子こんがらどうじを夢枕に見るような心になり
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)