“御史”の読み方と例文
読み方割合
ぎょし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泰不華元帥たいふかげんすいはその当時西台せいたい御史ぎょしであったので、その事件の記録に朱書きをして、「鬼贓」としるした。鬼の贓品という意である。
敬の言にして用いらるれば、燕王けだし志を得ざるのみ。万暦ばんれきに至りて、御史ぎょし屠叔方としゅくほう奏して敬の墓を表しを立つ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二、三日過ぎてから始めて林児がなにがしという御史ぎょしの家にいることが解った。そしてその御史某は都の方で官職にいたので、家事のことは一切その弟がきりまわしていた。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)