御勘定ごかんじょう)” の例文
胡乱うろんの者と思召おぼしめすかは知りませんが、宿賃ぐらいな金子は有るかも知れません、じきに出立いたしますから、早々御勘定ごかんじょうをして下さい、の位あればいか取って下さいまし
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
医者の薬礼お買物の立替え、何ややの御勘定ごかんじょうが余程たまって居ります、それも長旅の事で、無いと仰しゃれば仕方が無いから、へえと云うだけの事で、宿屋も一晩泊れば安いもので
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御老中は勿論将軍家も年に二度ぐらいはおなりになるという定例じょうれいでございます、すなわち正面の高座敷たかざしきが将軍家の御座所でございまして、御老中、若年寄わかどしより、寺社奉行、大目附おおめつけ御勘定ごかんじょう奉行、こおり奉行
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)