“御側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おそば58.3%
おんそば33.3%
みそば8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはツイ先月の話のことだが、合田氏の知人に、徳川家の御側おそば御用を勤められた戸川という方があって、その御隠居が可愛がった一匹の狆があった。
ままならぬ世に候えば、何も不運と存じたれも恨み申さずこのままに身は土と朽ち果て候うともたまなが御側おんそばに付き添い——
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
われは罪なき父の霊の、めぐみふかき上帝かみ御側みそばに救い取られしを信じて疑わず、後世ごせ安楽を信じて惑わず、更にって我一身のため、わが一家のため、奮って世と戦わんとするものなり。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)