後方しりへ)” の例文
我等はじめてかの針眼はりのめを出づるをえたり、されど山後方しりへにかたよれる高き處にいたりて、我等自由に且つゆるやかになれるとき 一六—一八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
二人の騎士は主君より拝領なせし領土をさして、カルパシヤの山麓を、徐々しづ/\と駒を進めたり。イワンは後方しりへにわがをば、鞍に結びて乗せ行けり。はや黄昏の頃ほひなりしが、尚も先へと進み行く。
水死人の幾人か後方しりへにと流れて行つた……
後方しりへより『鍋焼なべやきうどん』、またるは
霜夜 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)