形容ありさま)” の例文
はた白眼にらみし其形容ありさまに居並び居たる面々めん/\何れも身の毛も彌立よだつばかりに思ひかゝる惡人なれば如何成事をや言出すらんと皆々みな/\手にあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なし忽まちまなこ血走ちばしりつゝ髮も逆立さかたつ形容ありさまにて斯る證人有上は此趣きを直樣すぐさまに御奉行樣へ駈込かけこんで彼の長庵を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見送る事も出來ぬ身を以て如何いかん他行たぎやうなどの出來申べきや其へんとくと御賢察下けんさつくだされ度とまことしやかにちんずる形容ありさま越前守殿見られてわざおもてやはらげられ其方は強情がうじやう者なり追て證據人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)