“引火奴”の読み方と例文
読み方割合
ほくち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブラフマ神の頭脳からのただ一つの閃きが人間の頭脳の引火奴ほくちに落ちて燃えつくに要する時だけしか経過しなかったことを悟った。
そこで月代をした上へ引火奴ほくちを黒々と糊で貼り付けて出ると、一通りの調べが濟んでから、代官ががみしも衣紋えもんを正して
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
羽目も天井も乾いてはしゃいで、すす引火奴ほくちつぶてが飛ぶと、そのままチリチリと火の粉になって燃出しそうな物騒さ。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)