“幻視”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぼろし33.3%
アウロラ33.3%
ヴィジョン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翁の頭脳あたまには一人の大きな戯曲家が住んで居る。其れ故、始めて翁と語る者は、彼は幻視まぼろしと事実と混同して居るんじや無いかと思ふ。或は彼は誇大な虚言うそを吐く男だと思ふ。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そうなんだ。事によると、自分がナポレオンになるような幻視アウロラを見ているかもしれないが、先刻さっきから僕は、一つの心像的標本を
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
また彼の音楽を聞く人々をも彼の内部の幻視ヴィジョンの中に——肉体でもあれば同時に精神でもあるところの、あのまなこなき幻視ヴィジョンの中に——引きずり込んだ。