差止さしと)” の例文
それだけにては愚意わかりかね候につき愚作をも連ねて御評願いたく存居ぞんじおり候えども、あるいは先輩諸氏のいかりに触れて差止さしとめらるるようなことはなきかとそれのみ心配罷在まかりあり候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
学習院に於て余の為可すべかりし演説が某の注意にり院長たる将軍の言によって差止さしとめられたことを聞いた外、乃木将軍とは一回の対面もせず、一通の書信の往復もなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)