巫女ふじょ)” の例文
コンガラ様はこの地方でしか名を聞かぬ一種の巫女ふじょで、祈祷きとうのために舞う者であったが、今はもう絶えているらしい。
イソノタモトマイ、コガノミコ、タカノミコ等は古え猨女さるめきみ巫群ふぐんつかさどった例もあり、巫女ふじょが猴を馴らして神前に舞わせたから起った名で、タカは好んで高きに上る故の名と知る。
奥州の田舎に今も多く住む盲目の巫女ふじょ、土地によってはゴゼといい、ワカといい、またはモリコともオカミサンともいう者を、南部と津軽の各郡ではイタコという。
廻ってくるイダコという盲目の巫女ふじょが、こういう語りものを持っていたのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
南部領ではモリコともまたイタコともいう巫女ふじょのことであるが、関東以南のイチコ・梓神子あずさみこ・大弓などいう婦人と違うことは、弓や幣束へいそくの代りに木に刻んだ二つの人形を手に持つことで