川岸かわぎし)” の例文
浜町はまちょう蔵前くらまえあたりの川岸かわぎしで、火におわれて、いかだの上なぞへとびこんだ人々の中には、どおし火の風をあびつづけて、生きた思いもなく、こごまっていた人もあり
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ロンネビュー川は大きな流れではありませんが、川岸かわぎしが美しいことで有名です。ときには、水の中からまっすぐにき立っている、けわしい絶壁ぜっぺきのあいだをはげしく流れていきます。
王さまはみんなをしたがえてヒームキャの川岸かわぎしに立たれました。
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)