岡釣おかづり)” の例文
障子に面して、空しく静座すれば、又四日の出遊は、岡釣おかづりにすべきか、船にすべきか、中川に往かんか、利根川(本名江戸川)にせんかなど、思ひ出す。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ、南無阿弥陀仏、ナア、一体どういうのだろう。なんにしても岡釣おかづりの人には違いねえな。」
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分も釣の往復ゆきかえりに立寄って顔馴染かおなじみになっていたので、岡釣おかづりに用いる竿の継竿つぎざおとはいえ三間半げんはんもあって長いのをその度〻たびたびに携えて往復するのは好ましくないから
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)