“岐阜”の読み方と例文
読み方割合
ぎふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茂助吉晴は、いまでこそ、錚々そうそうたる羽柴麾下きかの一将だが、その青年期までは、岐阜ぎふの稲葉山つづきの山岳中に育った自然児である。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは中々の美人で、日本などへ来るには勿体もったいない位な容色きりょうだが、何処で買ったものか、岐阜ぎふ出来の絵日傘を得意に差していた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「叔父さん、ホラ、私がこの夏、岐阜ぎふの方へ行って、鵜飼うかいの絵葉書を差上げましたろう。あの時、下すった御返事は、大事に取っといてあります」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)