“山杜鵑”の読み方と例文
読み方割合
やまほととぎす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあたりはもはや二千六百フィートの標高。山毛欅ヘエトルの林の奥のお花畑には羊の群が草をみ、空をきりひらくアルプスの紙ナイフは、白い象牙の鋩子ぼうしを伸べる。光る若葉山杜鵑やまほととぎす
山杜鵑やまほととぎす若葉に啼く晴々しい五月さつきの頃となった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)