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山嵐
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やまあらし
ふりがな文庫
“
山嵐
(
やまあらし
)” の例文
赤シャツに勧められて
釣
(
つり
)
に行った帰りから、
山嵐
(
やまあらし
)
を疑ぐり出した。無い事を種に下宿を出ろと云われた時は、いよいよ
不埒
(
ふらち
)
な
奴
(
やつ
)
だと思った。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
山嵐
(
やまあらし
)
のような風がにわかに出てきて、離れの二階の簾を時々捲きあげていたが、それもひとしきりであった。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
そんな
礼儀
(
れいぎ
)
を心得ぬ奴の所へ誰が遊びに行くものか。おれはこの時からこの坊主に
山嵐
(
やまあらし
)
という
渾名
(
あだな
)
をつけてやった。漢学の先生はさすがに
堅
(
かた
)
いものだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
よくまああんなにずうずうしく出来るものだ。これについては大分不平であるが、
山嵐
(
やまあらし
)
の説によると、いくら
一人
(
ひとり
)
で不平を
並
(
なら
)
べたって通るものじゃないそうだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もう一つ困るのは、松山中学にあの小説の中の
山嵐
(
やまあらし
)
という
綽名
(
あだな
)
の教師と、
寸分
(
すんぶん
)
も
違
(
たが
)
わぬのがいるというので、漱石はあの男のことをかいたんだといわれてるのだ。
僕の昔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
嵐
常用漢字
中学
部首:⼭
12画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車