尾白おじろ)” の例文
県では尾白おじろ渓谷の御探勝を頻りに希望して、そこへ御歩をげさせ給うよう再三の願であったが、正午迄には台ヶ原の御休息所へ御到着の思召おぼしめしに加えて
「いかに和田でも、羽田の尾白おじろは仕留められまい。——そのうわさを聞くたびに、わたしは冷々ひやひやします。」
(新字新仮名) / 岡本綺堂(著)