“小鳩”の読み方と例文
読み方割合
こばと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い二人は、ちやうど二つの小鳩こばとのやうに仲よくくらしました。みんなは、二人を見て、世の中にこれほど仕合しあはせな人はないだらうと思ひました。
湖水の鐘 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「山の小鳩こばとも、もう親鳩おやばとの羽根の下へ頭をかくして コロ コロ コロ お休みって眠りましたよ」
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
しかし、この大胆不敵に見える娘も、東京の波風の中では小鳩こばとのようにおとなしかった。おとなしくならずにいられなかったのだ。まず、彼女の計画は東京への第一歩からぺしゃんこになった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)