“小筐”の読み方と例文
読み方割合
こばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく小間使は黒天鵞絨ビロウド張の小筐こばこを持って帰って来た。人々は世界的に有名な頸飾を見たいというので、子爵のそばへ寄っていった。
謎の頸飾事件 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「いかに大事な品であろうと、この孫策は、一箇の小筐こばこの中になど大志は寄せぬ。わが大望は天地に持つ」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)