“小比公”の読み方と例文
読み方割合
せうびこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ小比公せうびこう気取の態度を取つて、級友の間に反目の種を蒔いた事や、生来虚弱で歴史が好きで、作文が得意であつた処から、小ギボンを以て自任して、他日是非印度衰亡史を著はし
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
立花の顏は何處かナポレオンの肖像に似て居るネ、と云はれてから、不圖軍人志願の心を起して毎日體操を一番眞面目にやつた時代の事や、ビスマークの傳を讀んでは、すぐ小比公せうびこう氣取の態度を取つて
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)