“小柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こやなぎ66.7%
こりゅう16.7%
やなぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれから一ときばかりたって、お綱は、すきやちぢみ小柳こやなぎの引っかけ帯、髪もぞんざい結びに巻きなおし、まるで別人のようになって
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おい、姐さん。早速だが少し聞きてえことがあるんだ。あの小屋に出ている春風小柳こりゅうという女の軽業師かるわざし、あいつの亭主は何といったっけね」
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
虚言うそけ」と、保さんはしっした。取組は前から知っていて、小柳やなぎが陣幕の敵でないことを固く信じていたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)