小憩しょうけい)” の例文
ひるごろ茨木いばらきに着き、小憩しょうけいのあいだに、秀吉は諸方の情報を聞きあつめ、また前進をつづけ、茨木と高槻たかつきの中間、富田とんだに陣営をさだめた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陽はつよく反射して、咽喉のどが乾いてこたえられなかった。わが一行は、方々で小憩しょうけいをとった。そのたびにレモナーデだ、ハイボールだなどと、念の入ったことになる。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれど秀吉の気持は、唐突を知って、ほんの小憩しょうけいを求めに立ち寄ったに過ぎないのであるから、従者の弁当を調ととのえさせ、自分も湯漬の馳走になって、一碗の茶をきっし終ると
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここで小憩しょうけいがある。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)