小塚原こつかッぱら)” の例文
これさえ夢のごときに、胸をとどろかせながら、試みに叩いたが、小塚原こつかッぱらあたりでは狐の声とや怪しまんと思わるるまで、如月きさらぎの雪の残月に、カンカンと響いたけれども、返事がない。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)