“小原鉄心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おはらてっしん50.0%
おばらてっしん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月二十六日大垣藩の家老小原鉄心おはらてっしんが江戸于役うえきの途次、随行した同藩の儒者野村藤陰とういん菱田海鴎ひしだかいおう、菅竹洲らと名古屋の城下を過ぎて鷲津毅堂を訪うた。その事は鉄心の紀行『亦奇録えききろく』に見えている。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
十一月に入って冬至の節に、大垣侯戸田氏正うじまさの家老小原鉄心おばらてっしん溜池ためいけの邸舎に詩筵を開いた。戸田氏の邸は今日の赤坂榎坂町えのきざかちょうにあった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)