“小児衆”のいろいろな読み方と例文
旧字:小兒衆
読み方割合
こどもしゅ55.6%
こどもしゅう44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、小児衆こどもしゅ——(かれら幼きが女の二人、男の子三人にて、はじめより神楽を見て立つ)——一遊び遊んだら、暮れぬに帰らっしゃい。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これは、余所よそのおやしき様の持地もちじでございまして、はい、いいえ、小児衆こどもしゅは木の実を拾いに入りますのでございますよ。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
狂言なの、お能なの、謡をうたうの、母様おっかさんに連れられて、お乳をあがっていらっしゃる方よりほか、こんな罪のない小児衆こどもしゅうのお客様がもウ一人ござんすか。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小児衆こどもしゅう小児衆、わしとこへござれ、と言う。はや白媼しろうばうちかっしゃい、かりがなくば、此処ここへ馬を繋ぐではないと、馬士まごは腰の胴乱どうらん煙管きせるをぐっと突込つッこんだ。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)