“家茂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いえもち91.7%
いへもち8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の家の子のように呼捨てにしてはばからないことのみならず、江戸の将軍一族に対しても、或いは家茂いえもちがと呼び、慶喜よしのぶがと呼んでいる。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
西暦一八六四年(元治元年)将軍家茂いえもちは、大名、旗本を引きつれて京都にのぼり、孝明天皇と会見した。そうして天皇の歓待を受けた。
新撰組の母胎とも云ふべき、幕府が新に徴募した浪士団が家茂いへもち将軍警護の名目で、江戸を出発したのは、文久三年の二月八日であつた。