家人株けにんかぶ)” の例文
須磨の夫が飯田氏を冒したのは、幕府の家人株けにんかぶを買ったのであるから、夫の父が大矢氏を冒したのも、恐らくは株として買ったのであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今にして壽阿彌の手紙をかへりみればその所謂いはゆる愚姪ぐてつ」は壽阿彌に家人株けにんかぶを買つて貰つた鈴木、師岡、乃至ないし山崎ではなくて、眞志屋十二代清常であつた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)