サネ)” の例文
旧字:
しかしそうするとサネカズラの語原が二つになって、始めに既に書いたように、その一はサネを原とする語原、その二はサナカズラを原とする語原となる。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
身のさねと言つても、サネなる身と言つても、固定以前にはどちらでも理会出来る筈であつた。其が語形がきまると、却つて一方の外は訣らなくなつてしまつたものであらう。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)